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『ウィッチウォッチ』アニメ感想・解説 第3話 |魔法の世界にひたる楽しさと新たな展開

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目次

第3話のみどころ

篠原健太先生の人気漫画を原作とするTVアニメ『ウィッチウォッチ』。主人公の魔女見習い・若月ニコと、幼なじみで鬼の力を持つ高校生・乙木守仁(モリヒト)が同居する奇想天外な物語が展開されています。第3話では、ニコの母・伊吹から届いた謎めいた荷物とともに「犬と雨滴が災いをもたらす」という新たな予言が登場します。予言に振り回されるモリヒトとニコの日常が、今回もコミカルに描かれています。見どころの一つは、ニコが魔法でオープニング映像をパワーアップさせたり、なんと分身して画面を騒がせたりするお遊び演出です。アニメ初見でも楽しく笑える一方、原作ファンならニコの魔法トラブル全開の姿にニヤリとできるはず。

  • ニコの魔法でOPが一変し、ニコが分身してコミカルな混乱に巻き込みます。

  • 春らしいファッションコーデや宅配便の小ネタで笑いを誘います。

  • 予言「犬と雨滴」の謎めいた伏線が次回への期待感をあおります。

  • 新キャラ・風祭監志(カンちゃん)もチラリ登場、今後の展開に注目しましょう。

春のシースルーコーデ ニコのファッションで大笑い

まずは「春のシースルーコーデ」のタイトルどおり、春らしいファッションをテーマにしたお話です。ここでは作画面も力が入っており、ニコや真桑先生たちのプライベートファッションが多数登場します。特にニコはお母さん譲りのウィッチファッションだけでなく、新しい春コーデにもチャレンジしますが、そこには『おぼっちゃまくん』のネタを彷彿とさせる小ネタが潜んでいます。個人的にはニコが見せる大胆な春服姿に驚かされましたが、モリヒトのリアクションもナイスです(笑)。またこのシーンではOP演出が大変身し、ニコが分身してオープニングを騒がせるなど、スタッフの遊び心が炸裂しています。オープニング映像がガラリと変わるギャグ演出は本話限定と思われ、見る者を大いに笑わせるポイントになりました。さらに、アニメならではの演出としてニコの衣装チェンジも見どころ。毎回異なるファッションが彼女の個性を引き立て、『ウィッチウォッチ』ワールドを華やかに彩ります。今回は春を意識した大胆コーデで笑いを誘い、遊び心に富んだ演出が満載でした。

魔女に宅急便 荷物配達で起こるドタバタ劇

次の「魔女に宅急便」では、伊吹から届いた荷物をきっかけに宅配ネタのドタバタが繰り広げられます。タイトルは宮崎駿監督の名作『魔女の宅急便』をもじったものですが、内容は全く別の方向へ(笑)。ニコとモリヒトがゆったり過ごす家に突然届けられた荷物が、思わぬ笑いを生みます。作品未見の人も想像できる通り、宅配ボックスや配達員をめぐるコメディ展開は定番ながら、ウィッチウォッチ流のひねりが効いています。例えば、妖怪や使い魔に見え隠れする幽霊・ニッパチさんが何かに絡む……というシーンがあったりして、さりげなくファンタジー設定を生かしたギャグになっています。また、宅配を巡るシーンでは幽霊キャラ・ニッパチさんが意外な形で絡むなど、ファンタジー要素を生かしたギャグも散りばめられています。ニコのふとした仕草やモリヒトの「やれやれ」顔がたまらなく愛らしく、細かな演出に癒されるパートでした。ニコの使い魔ニホも参戦しており、ほっこり&クスッの二重丸エピソードでした。

迷子犬と雨のビート 予言の行方とカンちゃん登場

最後の「迷子犬と雨のビート」は冒頭の予言「犬と雨滴」にまつわるエピソードで、物語全体の山場と言えます。大雨が降る中、迷い犬がニコとモリヒトの前に現れ、一瞬ピンチが訪れます。守ろうとするモリヒトの必死ぶりは熱いですが、そこに救世主(?)として登場するのは新キャラ・風祭監志(通称カンちゃん)。なんと彼は鬼の血筋の使い魔で、カラスを従えたクールな人物です。カンちゃんの初登場シーンはまさに「かっこいい!」としか言いようがなく、ネットでは「これがピークか?」と笑いの声が上がるほど。実はカンちゃんにも思わぬ面があり、犬をめぐる騒動は予想外のオチへとつながります。個人的には、犬と雨のシーンで使われたBGMに感心しました。雨音に合わせて流れる軽快なビートが『雨のビート』というタイトルにピッタリで、思わず何度もリピートしたくなりました。このような音響演出のこだわりも、アニメならではの魅力と言えます。思わず笑ってしまうシュールさが堪らなく好みでした。

キャラクター&演出 ニコとモリヒトの魅力再確認

第3話を通じて感じたのは、ニコとモリヒトという二人のコンビの魅力です。ニコの純粋でトラブル体質な性格は全開で、魔法が暴走するたびにおちゃめな表情を見せてくれます。一方のモリヒトは常にクールを装いながらも、ニコを守ろうとする真剣さがとても優しい。特に、予言におびえつつも懸命に対策を考える姿は、まるで愛情深いお兄ちゃんか父親のようでぐっときます。また、声優さんの演技も本当に素晴らしく、二人の掛け合いに説得力が増しています。ニコ役の川口莉奈さんは元気いっぱいの声でキャラにぴったりですし、守仁役の鈴木崚汰さんも低音ボイスでクールかつ優しさを演じ分けていて耳が幸せです。ギャグ面では、ニコのファッションネタや宅配便ネタ、雨の中での犬エピソードまで笑いどころ満載。作画や演出も安定しており、特にニコが照れる瞬間やモリヒトの困惑顔はとてもかわいく描かれていました。次回予告でちらりと見えた天狗や鬼の新キャラの存在が気になる終わり方で、原作ファンはもちろん初見の視聴者も次話が待ち遠しくなる内容でした。

第3話の総評と次回への期待

総評として、第3話はシリーズのギャグと世界観がますます磨かれてきたことを感じさせる回でした。脚本も軽快で冗長なシーンはなくテンポが良く、視聴者を飽きさせない作りです。加えて、主題歌や演出面も見逃せません。オープニングテーマのYOASOBI「Watch me!」は、聴くだけでテンションが上がる名曲。今回の特別演出に合わせてアニメ映像も一新されており、何度もリピートしたくなる完成度です。エンディングテーマ「魔法はスパイス」も優しいメロディで心地よく、見終わった後の余韻をほっこりさせてくれます。ウィッチウォッチ第3話は、ギャグと日常ファンタジーが高いレベルで融合した傑作エピソードだと思います。アニメ初心者にも原作ファンにも大満足の内容で、クオリティの高さと笑いのセンスに日曜夕方枠ながら感謝しかないです(笑)。次回以降もますます目が離せません。これからの展開にもワクワクしつつ、引き続き『ウィッチウォッチ』を楽しみたいですね!

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