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『ウィッチウォッチ』 アニメ感想・解説 第8話 |ヒーローショーの爆笑展開と10倍速魔法の結末とは?

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目次

第8話は神回!カンシ大活躍で笑いと感動の嵐

人気漫画原作の魔法コメディアニメ『ウィッチウォッチ』も早くも第8話に突入しました!

今回のエピソードは、ズバリ「神回」と呼べる出来栄えです。カンシが主役となった第8話では、笑いあり感動ありの濃厚な内容で、原作ファンもアニメ勢も大満足ではないでしょうか。ヒーローショーでの大爆笑シーンから、まさかの胸熱展開、さらには魔法の暴走によるプチホラー(!?)なドタバタ劇まで、盛りだくさんのストーリー展開に思わず目が離せませんでした。

本記事では、アニメ『ウィッチウォッチ』第8話【ネタバレあり】のストーリー解説と感想をお届けします。物語の詳細なおさらいはもちろん、各シーンでの見どころや笑いどころ、そして原作ファン視点での小ネタにも触れつつ、カンシたちキャラクターの魅力を語っていきます!第8話を視聴済みの方も、これから観る予定の方も、ぜひ最後までお付き合いください。

ヒーローショーで大爆笑!カンシのツッコミ炸裂

第8話前半は、生活費を使い切ったカンシがいやいやながら始める遊園地ヒーローショーのアルバイトからスタートします。カンシはモリヒトから「ニートになる気か」と喝を入れられ、仕方なく面接へ。すると人手不足からいきなり主役ヒーロー「夫マン」の大役を任されてしまいました!初バイトでいきなりヒーローショー主演とは、カンシくんの運が良いのやら悪いのやら…。こちらとしては、早くも波乱の予感にワクワクです。

リハーサルが始まると、夫マンの設定がまさかの「普通のサラリーマン」でカンシも唖然。毎朝7時に起床して妻と朝食、電車で出勤…という地味すぎる日常シーンに、思わずカンシも「何を見せられてるんだ俺は!?」とツッコミを入れたくなる展開です。会社では同僚の花岡さんにランチに誘われ、ちょっとドキッとしたのも束の間、花岡さんが服をビリビリ破いて怪人メタボリーに豹変!突如始まる戦闘に観客役のカンシ(夫マン)はビックリしつつも、とっさにメタボリーを倒してしまいます。しかしそれも台本的にはNGだったようで、倒されたメタボリー(上司役でもあるらしい)から「戦うのは部下たちだ」とダメ出しを食らう始末…。

さらには、仕事中に抜け出したペナルティとして夫マンは上司から1時間も説教され、帰宅すれば結婚記念日を忘れていた罰に妻から「いつものヤツやって」と言われ四つん這いになって足置き(オットマン)にされる始末!ヒーローらしからぬ酷い扱いに、カンシも堪らず「なんだこの夫マン!?」と心の中で叫んでしまいますよね。観ているこちらも腹筋崩壊寸前、大笑いでした。あまりのシュールな展開にツッコミが追いつかないカンシの悲鳴が最高です。

父は子供の最初のヒーロー!胸熱展開に感動

そして本番直前、思わぬ裏事情が判明します。実は現在メタボリー役としてスーツに入っている弘中さんは、本来ヒーロー役を務めるはずだったお父さんでした。リハーサル中の怪我で夫マンを演じられなくなり、自分を見に来る息子をがっかりさせてしまう…と悔しそうに語る姿に、カンシも胸を打たれます。カンシは自分の父親のことも思い出しつつ、「父親は子供の最初のヒーロー」だと実感。息子さんのためにも本番でヒーロー姿を見せてあげるべきだと弘中さんを励ましました。そのやり取りを、モリヒトもしっかり聞いています。普段は金遣いの荒いカンシですが、この場面では彼の優しさと熱い一面が光りましたね。

迎えたヒーローショー本番、カンシはなんと自らメタボリーの着ぐるみに入ってステージに登場します。そして夫マン役は弘中さんに任せ、「父親は息子にとって揺るぎないヒーローなんだ!」と檄を飛ばすように伝えるのです。それを受けた夫マン(弘中さん)は渾身のキックを怪人に叩き込み、カンシ演じるメタボリーも大げさに吹っ飛んで大盛況!いつも冴えない夫マンが突如キレキレのアクションを見せたことで、観客の子どもたちも大興奮です。もちろん息子さんもお父さんの大活躍に大喜びだったに違いありません。このシーン、筆者も思わず涙がこぼれそうになるほど感動してしまいました。

ショーは大成功でしたが、台本無視と役者交代の独断に監督はカンカン。結局バイト代はゼロになってしまい、カンシは肩を落としてしまいます。それでもモリヒトは「お前の性格はバイトに向いてるよ」とカンシを慰め、今月の生活費は立て替えてやると優しくフォロー。文句ばかり言っていたモリヒトも、カンシの今回の行動にはしっかり心を動かされたのでしょう。こうして前半のエピソードは、笑いだけでなく温かい余韻も残して幕を閉じました。

内職バイトに10倍速魔法!? カンシに降りかかる悲劇

後半のエピソードは、一転してカンシの内職バイト奮闘記です。あれから1ヶ月後、カンシはなんとモリヒトの足置きにされていました…が、これは夫マンの真似ではなく、床に這いつくばってネジを拾い集める内職作業中の姿でした。ピンセットで細かいネジを掴んでは袋詰めにするという地道すぎる仕事に、カンシは早くも心が折れそうです。ネジを袋に入れる最中に弾き飛ばしてしまい、「あ゛ーーっ!!」と絶叫する様子は見ていて哀れやら可笑しいやら…。これにはニコも驚いて、さすがに魔法で手伝ってあげようかと声をかけました。

ニコが提案したのは「動きを早くする魔法」。1.5倍から最大10倍速まで調整できるとのことですが、効果は3日間持続して途中解除不可という制約付きです。さらに「攻撃には使えない」「10倍速は精神崩壊の恐れあり」という注意事項もあり、いかにも危険な香り…。ところが焦るカンシは、「大丈夫、最大で頼む!」と危険性を顧みず即決してしまいます。モリヒトは「無計画に金を借りるオッサンを見ているようだ」と呆れ顔。ニコも渋々10倍速の魔法をカンシにかけました。

すると次の瞬間、カンシの動きが高速すぎて何を言っているか全く聞き取れません!カンシ本人は普段通り話しているつもりなのに、周りには超早口の謎音声にしか聞こえず、一同パニックです。紙に書いてもらおうにも、カンシの手が速すぎて書く文字も判別不能。すかさずモリヒトが状況を分析し、カンシの脳も10倍速で動いているから相手の声は逆に引き伸ばされて低音スローに聞こえているのだと見抜きます。ニコは「10倍速の世界ってどんな感じなの!?」と恐れおののきますが、当のカンシはもっと深刻です。ニコやモリヒトの動きはカメのように遅く、声もお化けのうめき声みたいに不気味に響くため、カンシは「ホラー過ぎる!頭がおかしくなる!」と大混乱!まさに注意事項通りの危険な状態に陥ってしまいました。

カンシは思わずニコに「元に戻してくれ!」と泣きつこうとしますが、当人同士の会話は成立せず途方に暮れるばかり。しかも魔法効果が切れる3日間はこのまま……カンシ視点では実に30日間も孤独な超スロー世界に取り残されてしまうのです。助けてあげたいニコとモリヒトもコミュニケーションが取れず、手の出しようがありません。こうしてカンシの“地獄の30日”が幕を開けてしまいました…。

10倍速世界の恐怖とニコの涙…仲間の絆が光る後半戦

魔法発動からしばらく経ち、カンシの“孤独な30日”が進行していきます。モリヒトは「3日間(=カンシ視点では30日間)、あいつの孤独を理解してやろう」と言い、できる限りカンシに寄り添おうと決意。とはいえ直接会話もできないため、せめてもの気遣いで机の上に大量の食料を差し入れておきます。すると次に見たときには食べ物がごっそり消えていて、カンシが超高速で持っていったことが伺えて苦笑いです。家の中ですれ違った際も、カンシは目にも留まらぬ速さで行き過ぎていき、立ち止まったかと思えば一瞬で去ってしまう…。そんな幽霊じみたカンシの姿に、モリヒトは自分の無力さを痛感しました。

一方その頃、カンシは部屋で内職作業を黙々と続け、ついに全てのネジを袋詰めし終えます。しかし時間が有り余りすぎて途方に暮れ、神棚に手を合わせて「早く元の世界に戻れますように…!」と祈る始末。さらに日常生活にも支障が出まくりです。洗濯物(特に下着)が30日経っても乾かず困り果てたカンシは、泣きながら手洗いしていました。それを知ったモリヒトは急いで新品の替えを買ってきてあげて、カンシは思わず号泣…。周りから見ると一瞬でパンツが追加されたようにしか見えませんが(笑)、カンシにとってはモリヒトの優しさが身に染みたのでしょう。ここでも仲間の絆がしっかり感じられて心温まりますね。

そして遂に、ニコとモリヒトは友人の圭護を呼んで秘策を実行します。カンシの声を録音してスロー再生できるスマホアプリを使い、文字通りスローな会話なら可能になるのでは?というアイデアです。見事この作戦が功を奏し、ついにニコとカンシは意思疎通に成功!ニコは「これでやっと喋れる…!」と感極まって涙を流します。カンシも久々のコミュニケーションに心底ホッとしたことでしょう。

その後カンシは部屋から姿を現し、なんと自力で“スロー語”をマスターして普通に会話できるようになっていました。30日もの孤独に適応するため、暇つぶしにスローな喋り方と動きを練習してしまったとのこと。おかげでその日の夕飯はみんなと一緒に食べることができ、久々に賑やかな団らんが戻ってきました。しかし、ようやくカンシがスロー世界に慣れきったタイミングで魔法効果が解除されて元の速度に逆戻り!今度は通常の生活リズムに慣れるまでまた一苦労…というオチまでついて、笑わせてくれます。最後まで気の抜けない展開でした。

笑いと教訓たっぷりの第8話まとめ!次回も期待大

第8話は前半・後半ともにカンシが散々な目に遭うドタバタ回でしたが、その分笑いも感動もてんこ盛りでした!ネットでも「カンシが酷い目に遭う回は名作」と囁かれるほどで、今回もそのジンクス通りの神回だったと言えるでしょう。ヒーローショー編ではシュールな設定に大爆笑しつつ、父と子の絆にホロリとさせられ、内職編ではホラーじみた10倍速世界にハラハラしながらも仲間たちの優しさに心打たれるという、ジェットコースターのような展開が楽しめました。カンシというキャラクターの魅力とポンコツぶりが存分に発揮されており、彼の回はハズレなしだと改めて感じますね。

そんなカンシくんですが、今回の一件で少しは懲りたでしょうか?…おそらく懲りずにまたやらかしてくれるのが彼の愛すべきところなので、今後も期待です(笑)。モリヒトやニコとの信頼関係もより深まったように描かれており、3人の絆がますます微笑ましいです。残念ながら今話では音夢ちゃんや前回登場した涼華ちゃんの出番はありませんでしたが、その分カンシの魅力を堪能できました。
次回以降、また彼女たちが登場して物語をかき回してくれることにも期待しつつ、これからの『ウィッチウォッチ』アニメも引き続き目が離せません!

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